参拝制限解除について
10/9未明の熊目撃情報以降、平取町と協議の上、 神社境内に繋がる町道(裏参道)の通行止めとしていた件ですが、 義經神社と致しましては次の条件のもと参拝制限と思われる通行止 めの解釈を変更致します。
ご参拝予定の皆様におかれましては、ご参考下されば幸いです。
よろしくお願い申し上げます。
●そもそも神社としては、一切の参拝を制限する「 町道の全面通行止め」を意思表明したものでは無い。
●部分的参拝制限(予定されていた神事の規模縮小)は、 宮司判断により10/10午前に解除済みである。
●本事案の熊について、 神社としては山の神たるキムンカムイとして捉えており、 害獣としての熊とは見做さない。
●当面は、 なるべく社殿に近いところまで車を乗り入れれば危険性は大幅に減 ずると思案する。
●境内散策について、月内はなるべくご遠慮願う。
以上を踏まえて、今後の参拝は、 熊目撃情報以前とほぼ変わらず行えるものと判断するのが妥当。
なおこの判断は、 神社の代表役員である宮司判断においてなされるものであり平取町 の見解は別とするが、そもそも日本国憲法の定める「信教の自由」 に鑑みても、平取町の町道通行止めの判断よりも、 参拝の自由が上位にあるものと解する。
さりとて自然界においての熊の脅威が排除されたものでは無いこと から、ご参拝の皆様の「自己責任」 も求められますことも申し添えます。
かかる判断・解釈については、 下記の参考意見を根拠に致しております。
義經神社 宮司 楡田美浩
〈参考意見〉
目撃時間が深夜帯とのことですので、 熊が自分の縄張りをパトロールする時間です。
昼間に人に姿を見せる熊は、よくないと言われてますが、 深夜は行動時間で今までも境内のチェックに来てはいたと思われま す。
秋口は、繁殖期ということもあり、さらに活動が活発化します。
以前から、ハヨピラ~紫雲古津の尾根沿いは、熊が歩く( パトロール)と聞いています。
5年前ほどに、 平取カントリークラブ付近で300キロ級の大物が捕獲されてから は聞いておりませんでしたが、 すぐに別の個体が縄張りに入ってくる自然界です。
しばらく注視し、境内に足跡などの出没跡が見られるようなら、 次の対策を考えねばなりませんが、現状が続くならば、 大きな心配は無いと思われます。