続 奇跡を信じますか?
こんにちは、義經神社宮司の楡田美浩です。
本日の投稿は、昨日の続きです。
ここ最近続く悲しい別れ。
その中で、私が感じた「奇跡」について、もう少し記してみたいと思います。
なかなか起きてくれない奇跡、
一般的に「困難な状況」で、その訪れを期待します。
でも実は、
私たちの人生は「奇跡」の連続だということ、あまり多くの人気付けていない。
かくいう私も、今更ながら、このことに気付きました。
普段から社頭講話で、そのようなお話を致しますが、自分事となると忘れてしまうようです。
まず、命としてこの世に生をうける、
このこと自体が奇跡ですよね。
それ以前に、父母やその先の祖先などなど、
その人々がご神縁のもと出会い、ご縁を紡ぎ結ばれる。
「奇跡の連続」で、この世に存在する。
もっと身近で考えれば、
「夕べ床に就き、朝に必ず目覚める」
このことも、必ず誰かが約束してくれることでは無い。
大切な存在の人とのことも然り。
その人と出会えたこと、
様々なカタチで貴重な時間を共有出来たこと、
そして、素晴らしい思い出があること。
だからこそ「別れが辛い」わけでもありますが、そんな「辛い想い」も奇跡なのかも知れません。
まさに「生きていること」に他なりません。
取り留めのない話で恐縮でしたが、
このような「心の有り様」と向き合いつつ、
しっかりと故人を見送ってあげたいと思います。
「地に迷い、天に通ず」 楡田 拝