新月祓い(併 崇敬会祈願祭)奉修
こんばんは、義經神社宮司の楡田美浩です。
本日は旧暦の霜月朔日、新月祓いを斎行いたしました。
大嘗祭後はじめての新月。
皆様の安寧と弥栄を、強くご祈念申し上げました
ところで、この新月祓いでは六根清浄大祓を奏上致します。
ご存知の方もおられるでしょうが、まずはご一読頂きたく。
解釈的なお話は、また別の機会を設けましょう。
六根清浄大祓
天照坐皇大神の宣はく
(あまてらしますすめおほかみのたまはく)
人は即ち天下の神物なり
(ひとはすなわちあめのしたのみたまものなり)
須らく静め謐まることを掌るべし
(すべからくしずめしずまることをつかさどるべし)
心は即ち神明の本主たり
(こころはすなわちかみとかみとのもとのあるじたり)
心神を傷ましむる事莫かれ
(おのがたましひをいたましむることなかれ)
是の故に目に諸諸の不浄を見て心に諸諸の不浄を見ず
(このゆえにめにもろもろのふじょうをみてこころにもろもろのふじょうをみず)
耳に諸諸の不浄を聞いて心に諸諸の不浄を聞かず
(みみにもろもろのふじょうをきいて こころにもろもろのふじょうをきかず)
鼻に諸諸の不浄を嗅いで心に諸諸の不浄を嗅がず
(はなにもろもろのふじょうをかいで こころにもろもろのふじょうをかがず)
口に諸諸の不浄を言ひて心に諸諸の不浄を言はず
(くちにもろもろのふじょうをいいて こころにもろもろのふじょうをいわず)
身に諸諸の不浄を触れて心に諸諸の不浄を触れず
(みにもろもろのふじょうをふれて こころにもろもろのふじょうをふれず)
意に諸諸の不浄を思ひて心に諸諸の不浄を想はず
(こころにもろもろのふじょうをおもいて こころにもろもろのふじょうをおもわず)
是の時に清く潔よき偈在り
(このときにきよくいさぎよきことあり)
諸諸の法は影と像の如し清く潔よければ仮にも穢るる事こと無し
(もろもろののりはかげとかたちのごとし きよくいさぎよければかりにもけがるることなし)
説を取らば得べからず皆因よりして業とは生る
(ことをとらばうべからず みなはなよりしてこのみとはなる)
この時この神社に御縁もてる諸人らの身は六根清浄なり
(このときこのみやしろにみゆかりもてるもろびとらのみはろっこんしょうじょうなり)
六根清浄なるが故に五臓の神君安寧なり
(ろっこんしょうじょうなるがゆえにごぞうのしんくんあんねいなり)
五臓の神君安寧なるが故に天地の神と同根なり
(ごぞうのしんくんあんねなるがゆえにてんちのかみとどうこんなり)
天地の神と同根なるが故に万物の霊と同根なり
(てんちのかみとどうこんなるがゆえにばんぶつのれいとどうこんなり)
万物の霊と同根なるが故に
(ばんぶつのれいとどうこんなるがゆえに)
為す所願として成就せずと云ふこと無し
(なすところねがいとしてじょうじゅせずということなし)
無上の霊宝神道加持
(むじょうのれいほうしんとうかじ)