ハンガンカムイ義經公 ご神像修復奉告
こんばんは、義經神社宮司の楡田美浩です。
昨年より修復中でありました、ハンガンカムイ義經公の「ご神像」、見事に甦られまして、間もなく敦賀港を出港致します。
10カ月ぶりに鎮座地である北海道平取へ向け、海をお渡りになられます。
修復の地でありました御祭神に所縁深き京都よりの道中、ご神像をご寄進下さった江戸末期の幕吏「近藤重蔵翁」の眠る地、滋賀県高島市の鎮守様である白髭神社の大前を通し、重蔵翁の墓所を遙かに拝み奉り、修復の完遂をご奉告申し上げました。
世に「偶然は無い、すべて必然だ」との言葉がありますが、ご祭神のお生まれになられた京都にて修復の匠の技を施して頂き、ご神像をご寄進くださった近藤重蔵翁の眠る地を通りながら修復のご奉告を申し上げられる、これ以上の必然があるのだろうかと、今更ながら感慨深く感じます。
万感の想いを抱きつつ、ご祭神の御前に奉るまで心してお供仕え奉ります。