神無月 月次祭(崇敬会祈願祭)
おはようございます、義經神社宮司の楡田です。
今朝の気温が9℃、朝の空気が凛としてきたこの頃ですが、本日は毎月15日の月次祭(つきなみさい)の祭典日でございました。国の隆昌と世界の共存協栄、地域の安寧、また神社にご縁戴く皆様方の息災を祈念する神事です。
といっても、神社の神事のすべてはこのことが含まれておりますので特別なことではないのですが、やはり威儀を正して(普段と違う装束を着用)神事を奉仕すると、気持ち的には全く違うものです。
また当社では、月次祭にも併せて崇敬会会員の祈願祭も行っております(毎月一日の朔旦祭・月次祭・新月祓いの計三回)。今月、正式な活動が始まった義經神社崇敬会は、国内のみならず海外で事業を行っておられる方もご入会いただいている組織で、本日の月次祭でも会員の皆様の家内安全・無病息災・生業弥栄を般若心経の二六六文字に想いを託して祈念致しました。
私共と致しましては「当然の務め」として行っておりますが、折にふれて会員の皆様より「日頃のご祈願、ありがとうございます」とメッセージ等を頂きまして恐縮に思うと同時に、ご奉仕の励みになっております。
そして昨日は、特別会員の方が当社にお参りするだけの為に遠路東京よりお見えになられまして、謹んで正式参拝をご奉仕申し上げたところです。有難いことである反面、毎度お越し頂くだけでは恐縮に思うところが多く感じます。
そこで一案思いつきました。まだ計画の段階ではありますが、来年以降は私が会員各位のところに参りまして、神棚がございましたら神棚の前での神事を、もし神棚が無いようでしたらお近くの寺社仏閣に詣でて、直に安寧を祈念させて頂こうと考えております。「崇敬会、入会してそれっきり」などと言うことが無いように、先ずは私共の方より各種神事等を通して、互いに顔の見える「繋がり」を重視した行動・実践を行って参ろうと思うところです。
それでは皆様、本日も良い一日を。