母の命日と私の転機
おはようございます、義經神社宮司の楡田です。
さて、先日新月祓いを行った10月9日、私事ではありますが、38回目の母の命日でした。
そして、母の命日の事について投稿している今日10月12日は、私が北海道に移住して参りまして2年の記念日。言い換えれば義經神社ご祭神義經公にお仕えした初日ですね。
10月9日は、午後5時より新月祓いを奉仕し、引き続き母の「38年式年祭」(命日の慰霊祭)を行いました。神道では、亡くなった方個人個人が神様になられて縁のある家と人を護って下さるとされています。画像の母の霊璽(いわゆる位牌)をご覧頂くと分かるように、「~命」と謚(おくりな)が付されます。
母の場合は、数え歳34歳と早逝でしたので「姫之」とされています。(この霊璽、母方の祖父が記したのですが、ホントは姫之命と記すので、恐らく相当に気が動転していたのでしょうね、弘法にも筆の誤りでしょうか…苦笑。 また、「一男一女残没」とかここまで詳細に記す霊璽は、先ずありませんので父としての落胆ぶりも窺われます)。
当日は、母の好物であったとされる「シュークリーム」をお供えして神事を奉仕致しました。当時、3歳8ヶ月であった私は、本当の記憶なのか、後に写真で見たことが刷り込まれての記憶なのか定かではありませんが、この日が大きな転機となったことは言うまでもありません。
そして今日、北海道に移住し義經神社ご祭神義經公にお仕えした2年の記念日、この事は私の人生で最大の転機と言えます。いつも以上の感謝の心でご神前とご霊前に座し、公の祈りを捧げて参りました。
皆様も、神社参拝の際、ご先祖様の事を少し偲ばせながらお参り頂くと、それがまさに「敬神崇祖」の神道の心に繋がり、より多くのご加護を賜ることが出来るでしょう。
さて気がつけば10月も中旬です、そろそろ境内の紅葉も本格的になって参ります(下の画像は昨年のものです)。
恐らく、今週末から来週末が見ごろになると思われます。お時間のございます方は、義經神社の紅葉、北海道平取町の秋の佇まいを体感しにお越しになられませんか。
神社の看板わん「きび太郎」
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